2019年の初登りは、白砂大地と真っ青な空が素晴らしい日向山へ行ってきました。
元旦の朝、甲斐駒ケ岳の山麓に位置する竹宇神社は、初詣に向かう人々でいつもより賑わっていました。私達もまずはお参りし、新たな年のスタートを切ります。
清々しい気持ちで初詣を済ませた後は、せっかくなので渓谷まで寄り道です。
さすが日本名水百選に選ばれる透明感。ここは何度も訪れているお気に入りスポットのひとつです。
初詣と渓谷美の余韻に浸りながら、頂を目指して登山開始。冬の陽だまりハイクは、サクサク落ち葉を踏みしめる音と感触がたまりません。
ここにも陽だまりを満喫している者がいました。単調な道のりも、サルやリス達の微笑ましい姿のおかげで、いつもより短く感じました。
八ヶ岳連峰や鳳凰三山、更に登って行くと富士山や甲斐駒ケ岳の姿も。単調な道のりはさらに続きますが、木々の間から遠方までスッキリ見渡せるこの季節は、おすすめです。
長~い樹林帯から解放され、ようやく感動の景色との対面。冷たそうな風の音が聞こえますが、この先に広がる世界への期待でいっぱいです。
「うわーっ!」と声を上げずにはいられない感激の瞬間。雪の様な白砂大地と絶景は、これまでの疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれました。
ここから先は、砂地の下に隠れている凍結対策のため、チェーンスパイクを装着して歩きます。軽量で気軽に装着出来るので、雪の少ない昨今は、大活躍しています。
カメラのセルフタイマーをセットして、皆と記念撮影。「ハイッポーズ!」
背後には、富士山と南アルプスの名峰・甲斐駒ケ岳や鳳凰三山。
もっともっと青い空を感じたくて、斜面をザクザク下りました。上を見上げると、雲一つない青空と白砂のコントラスト。今日一番の青空が広がっていました。
下り過ぎた分、登り返しは砂に足を取られて一苦労です。それでも、青空を見上げながら、花崗岩の間をぬって這い上がっていくのは、楽しい時間でした。
日没までに余裕はありますが、そろそろ下山しなくては。穏やかな天候に恵まれ、山頂で一時間近く遊んでしまいました。
ついつい長居をしてしまいましたが、名残り惜しい景色とも、そろそろお別れ。新年のスタートは、訪れる登山者も少なく、広い空と白砂大地を独占できた最高の登山日和でした。
今回使ったアイテム
ダウン:featherlite W’s down parka、シャツ:waffle W’s L/S crew、帽子:wool beanie、ネックウォーマー:wool neckwarmer、グローブ:PSP glove Ⅱ