すっきりしないお天気が続く中、“南アルプスの女王”こと、仙丈ヶ岳へ行ってきました。6月22日は、南アルプス登山の安全祈願を行う開山祭が広河原で行われており、タクシーから登山バスに乗り継ぐ間の待ち時間、開山祭で振舞われたサクランボとお蕎麦を頂きました。
大型ザックに沢山のテント泊装備と食材を詰め込み、登山バスに揺られ、久々にやって来た北沢峠。登山前日ここでゆっくり過ごす時間は最高の贅沢です。
いつでも傘を広げられる準備をして、早めに夕食作り開始。ハイシーズンには数えきれない程のテントで埋め尽くされるキャンプ場ですが、不安定な天気予報のせいか、この日は数十張。結局心配していた雨は降らず、快適な空間と夕食が満喫できました。
翌朝2時半、テントからそっと抜け出し、真っ暗な森へ。午前中は青空が望めるかもしれない予報に変わりましたが、雨を覚悟して早めに出発しました。途中、原生林の間から、朝陽を背負った鋸岳や甲斐駒ケ岳が現れた時は、期待以上の光景に感動しました。
この画像では伝わりづらいですが、小仙丈岳は絶景ポイント。左奥から順に、標高第1位(富士山)、第2位(北岳)、第3位(間ノ岳)の勇姿が並んでいます。
濃霧の中、ひたすら行く修行のような時間を想像していただけに、早朝の景色は格別でした。「せめて、あと1時間」。そう願いながらジャケットを羽織り、稜線を進みます。
お花は、これからが見頃のようです。可憐なイワカガミやキバナシャクナゲが綺麗でした。
山頂に近づくにつれ、伊那方面の雲の間から、徐々に青空が!奇跡的な晴天に恵まれ、朝陽を浴びた神々しい北アルプスや中央アルプスの大パノラマを望むことが出来ました。
朝7時過ぎ、上空に広がる青空に感謝しながら下山開始。前方には、時間と共に上昇する雲海と南アルプスの山々。早起きした甲斐がありました。
往路を歩いている時には、予想していなかった絶景。何度も振り返らずにはいられない贅沢なひと時でした。
さすがは、南アルプス入門コース。歩きやすい岩場体験が、今後のステップアップに程好いスパイスになっています。
前方には、南アルプス屈指の最難登山コース・鋸岳と名峰・甲斐駒ケ岳。レインウエアを着ることなく、この景色を歩けるとは、夢にも思いませんでした。
“南アルプスの女王”仙丈ヶ岳。優美なカール地形と大パノラマは、南アルプス入門におススメです。
今回使ったアイテム
Tシャツ:logo T vol1 (woman)、パンツ:comfy convertible pants、タイツ:comfort tights (woman)、帽子:ventilation classic ST +d、グローブ:PSP glove Ⅱ、アームカバー:UV arm cover